併用危険!薬とサプリメントの悪い組み合わせ13例

やれビタミン剤だカルシウム補給だのと、日本で一般的に「サプリメント」を手軽に利用するようになったのはここ10~15年ほど。今や子供から高齢者まで愛用者が増えています。2009年のデータになりますが、アメリカでは幼稚園に通う幼児の30~50%がサプリメントを利用しているという現状があるほどです。

でも、サプリメントはあくまでも健康補助食品であり、病気の症状を軽くしたり病気そのものを治したりする「薬」とはハッキリと区別しなければなりません。もちろん、使用上の注意をしっかりと確認して愛用すれば、安全に問題はほぼありませんので、薬と併用する場合には注意して利用することが大切です。

ここでは薬と相性の悪いサプリメントを13例ご紹介しています。あなたが処方薬を飲んでいるのならば、是非、間違ったサプリメントとの組み合わせになっていないか確認してみて下さい。また、薬とサプリメントを併用する際は医師か薬剤師に相談してからにしましょう。

1.強心薬VSカルシウム

強心薬にはカルシウムを補給する働きがあり、服用しているときにカルシウムのサプリメントを併用すると、さらにカルシウムを摂ることになってしまい、過剰摂取により腎臓に石ができる可能性があります。

特にジキタリス系の強心薬と併用する場合は血清カルシウム値に注意しましょう。血液中のカルシウムが増えてしまうと、強心作用が増強し不整脈が出やすくなります。

2.甲状腺ホルモン薬VS鉄

お茶やコーヒー、紅茶などに含まれるタンニンが鉄の吸収を阻止する働きがあることは有名ですが、鉄は甲状腺ホルモン薬と併用することでも吸収を妨げる可能性があります。

併用する場合は、飲む時間をずらすようにしましょう。

3.骨粗鬆症VSマグネシウム・カルシウム

マグネシウムやカルシウムは、薬と結びついて腸管からの吸収を阻害する可能性があります。

もしも骨粗鬆症の薬と併用する場合は、必ず30分以上の間隔をあけるようにして下さい。

4.抗凝固剤VSビタミンA・E

ワーファリンなどの抗凝固剤とビタミンAを併用するとその作用を増強させます。また、ワーファリンとアスピリンやビタミンEを併用し大量に摂取することで、出血する傾向が強くなる可能性があります。

5.利尿薬VSビタミンC

ダイアモックスなどのアセタゾラミドは利尿薬(炭酸脱水酵素抑制剤)ですが、ビタミンCと併用して大量に摂取すると、腎・尿路結石になる可能性が高まります。

6.抗てんかん薬VS葉酸

葉酸は動脈硬化や心臓発作、糖尿、アルツハイマーなどに効果のある成分ですが、抗てんかん薬と併用すると血中濃度を低下させる可能性が高く、薬の効き目が弱くなると言われています。

7.抗凝固剤VSクロレラ・青汁(ケール)

ビタミンKは血液を凝固させる働きがあります。

ワーファリンなどの血栓予防の抗凝固剤とクロレラや青汁(ケール)などビタミンKを含んでいるサプリメントを併用すると、薬の効き目が弱まってしまいます。

8.強心剤VSビタミンD

ジゴキシン、ジギトキシン、メチルジゴキシンなどの強心薬は、ビタミンDと併用することでジゴキシンの働きを増強し、嘔吐や不整脈などの症状が現れることがあります。

9.抗ウィルス剤・強心薬VSセントジョーンズワート

メディカルハーブのセントジョーンズワートは、抗ウィルス剤や強心薬、抗凝固剤、経口避妊薬、抗てんかん薬などと併用すると薬の作用を弱めてしまったり、逆に薬との併用を急に止めてしまうと、薬の効果が強まってしまう危険性もありますので注意が必要です。

10.抗凝固剤VSナットウキナーゼ

納豆に含まれるナットウキナーゼには血栓を溶解する働きがあります。

心筋梗塞や脳梗塞などの治療薬でもあるワーファリンと併用すると、ビタミンKの働きを阻害し薬の効果が弱まってしまう可能性があります。

11.抗凝固剤・血栓防止薬VSイチョウ葉エキス

イチョウ葉エキスとはカラダの中の活性酸素を除去する効果があり、脳の血液循環を改善する作用が認められているサプリメントとして人気ですが、ワーファリンなどの抗凝固剤やアスピリンなどの血栓防止薬と併用すると、出血傾向が強くなると言われています。

また、イチョウ葉エキスに含まれる「ギンコール酸」は、腹痛や湿疹、皮膚障害や消化器障害を引き起こす可能性があります。

12.副腎皮質ホルモンVSカンゾウ(甘草)

グリチルレチン酸と呼ばれる成分・カンゾウ(甘草)には、副腎皮質ホルモンと似ている働きがあるため、併用すると薬の効果が増強され、高血圧や低カリウム血症、浮腫などの症状を引き起こす可能性があります。

13.抗うつ剤・片頭痛治療剤VSセントジョーンズワート

セントジョーンズワートは、落ち込んだ気分を緩和するメディカルハーブとして優れた抗鬱作用が認められています。

ただし、フルボキサミンやミルナシプランなどの抗うつ剤、スマトリプタンなどの片頭痛治療剤と併用すると、脳内のセロトニン作用が増強され、落ち着きがなくなったり下痢、発熱、発汗、意識障害など重い副作用が出る可能性もありますので併用が禁止されています。

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執筆者 : cocokara
公開日 : 2013年08月29日

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